へブル2:14, 14節のノート1, 15節のノート1
「こういうわけで、子供たちが血と肉にあずかっているので、同様に彼ご自身も同じものにあずかられたのです。それは、彼が死を通して、死の権能を持つ者、すなわち悪魔を滅ぼすためであり」。
「滅ぼす」とは、無にもたらす、無効にする、廃棄する、削除する、取り消す、捨てるとも訳されます。蛇である悪魔が人を堕落へ誘い込んだ後、神は、女の子孫が来て蛇の頭を打ち砕くことを約束されました（創三・十五）。時が満ちて、神の御子が処女から生まれ（ガラテヤ四・四）、肉体と成られました（ヨハネ一・十四、ローマ八・三）。それは、彼が十字架上での肉体における死を通して、人の肉体の中の悪魔を滅ぼすためでした。これはサタンを廃棄すること、無にもたらすことでした。ハレルヤ、サタンは廃棄され、滅ぼされました！
主は死の権能を持つ悪魔を滅ぼして、死の恐怖のために一生涯、奴隷とされていたわたしたちを、解放されました。死はわたしたちを支配していました（ローマ五・十四）。そして、わたしたちは絶えず死を恐れながら、奴隷の下にいました。主が悪魔を滅ぼし、死を廃棄されたからには（Ⅱテモテ一・十）、もはやわたしたちには死の恐怖はなく、死の奴隷から解放されています。
＜抜粋＞パンと魚
