Ⅰヨハネ2:20, 23, 20節のノート1, 22節のノート2
「あなたがたは聖なる方から油塗りを受けているので、あなたがたすべては知っています……すべて御子を否定する者は、御父をも持っていません。御子を告白する者は、御父をも持っています」。
「油塗り」は、混ざり合った内住の霊の動きと働きです。この霊は、出エジプト記第三〇章二三節から二五節の塗り油、調合された塗り油で完全に予表されています。わたしたちが再生された時、聖なる方からのこのすべてを含む、命を与える霊は、わたしたちの中に入ってきて、いつまでもわたしたちの中に住まわれます(Ⅰヨハネ二・二七)。彼によって、幼い子供たちは御父を知ったのであり(十三節)、真理を知っています(二一節)。
イエスがキリストであると告白することは、彼が神の御子であると告白することです(マタイ十六・十六、ヨハネ二〇・三一)。ですから、イエスがキリストであることを否定するのは、御父と御子を否定することです。だれでもそのようにキリストの神聖なパースンを否定する者は、反キリストです。
イエスがキリストであることを否定するのは、御父と御子を否定することです。これは、イエス、キリスト、御父、御子がすべて一である、という思想を示しています。それらすべては、すべてを含む、混ざり合った、内住する霊の要素、成分です。その霊は今や、絶えず信者を油塗ります(Ⅰヨハネ二・二〇、二七)。この油塗りにおいて、イエス、キリスト、御父、御子はすべて、わたしたちの中へ油塗られます。
<抜粋>パンと魚