7月21日 日ごとのパン

dailyfood01 日ごとのパン

へブル1:1, 1節のノート1, 1節のノート1,2

「神は、昔は多くの部分に分けて、多くの方法で、預言者たちを通して、父祖たちに語られましたが」。

神は語られました! 神を賛美します! 神の語りかけである本書が「ヘブル人への手紙」という名であるのは、最もふさわしく意味深いです。最初のヘブル人はアブラハムであり(創十四・十三)、信仰によって神に触れたすべての人の父です(ローマ四・十一―十二)。ですから神は、「ヘブル人の神」と呼ばれています(出九・一、十三)。「ヘブル」という言葉の語根は、「越える」を意味します。それは特に川を越える、すなわち川のこちら側から向こう側に越えること、一つの側から別の側に越えることを意味します。ですから、ヘブル人とは川を渡る者です。ヘブル人への手紙における神の語りかけの意図は、主を信じたのに、なおもためらっているユダヤ教の中のユダヤ人が、律法を離れて恵みの側に渡ってくること(ヘブル四・十六、七・十八―十九、十二・二八、十三・九)、旧契約を離れて新契約に渡ってくること(八・六―七、十三)、旧約の儀式の奉仕を離れて新約の霊的実際に渡ってくること(八・五、九・九―十四)、すなわち、ユダヤ教を離れて召会に渡ってくること(十三・十三、十・二五)、地上の事柄を離れて天の事柄に渡ってくること(十二・十八―二四)、祭壇のある外庭を離れて神のおられる至聖所に渡ってくること(十三・九―十、十・十九―二〇)、魂を離れて霊に渡ってくること(四・十二)、真理と命の初歩を離れて、真理にある命の円熟に渡ってくることでした(五・十一―六・一)。

<抜粋>パンと魚

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