ローマ人への手紙8:16-17, 16節のノート3, 17節のノート1
「その霊ご自身、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子供たちであることを、証ししてくださいます。そしてもし子供であるなら、相続人でもあります。すなわち、わたしたちが彼と共に栄光化されるために、彼と共に苦しむなら、わたしたちは神の相続人であり、またキリストと共同の相続人です」。
「その霊ご自身、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子供たちであることを、証ししてくださいます」。これは、わたしたちが「アバ、父よ」と叫ぶ時(ローマ八・十五)、その霊がされる証しです。このような証しは、わたしたちが神の子供たちであり、神の命を持っていることをわたしたちに証しし、保証します。それはまた、わたしたちが神の子供たちにふさわしく、この命にしたがって生き、歩くようにと、わたしたちを制限し、規制します。その霊は、わたしたちと神との最も基本的で初歩的な関係、すなわち、わたしたちが神の子供たちであることを証ししているのです。それは、わたしたちが神の子たち、あるいは神の相続人であると証ししているのではありません。ですから、その霊の証しは、わたしたちの霊的な誕生、再生の時から始まります。
わたしたちは神の子供たちであるから相続人である、というのではありません。わたしたちは、子供たちとして生まれた後、子たちとなるために命が成長し、合法的な相続人となるために苦難を通り、栄光化されなければなりません。
<抜粋>パンと魚