ヨハネ 12:27-28, 27節のノート1, 28節のノート1
「『今、わたしの魂は騒いでいる。わたしは何と言おうか? 父よ、この時からわたしを救ってください。しかし、このためにこそ、わたしはこの時に至ったのです。父よ、御名の栄光を現してください』。その時、天から声が臨んだ、『わたしはすでに栄光を現した。そして再び、栄光を現そう』」。
主は人として、彼が受けようとしている死のゆえに、彼の魂は騒ぎました。ですから彼は、「父よ、この時からわたしを救ってください」と祈られたのです。しかし、彼の霊の中では、父の栄光を現すためにその時に至ったことを、彼は認識されたに違いありません。
父の御名の栄光を現すとは、御父の神聖な要素を表現させることです。御父の神聖な要素、すなわち永遠の命は、受肉した御子の中にありました。御子の受肉の殻は、死を通して破られ、御父の神聖な要素、永遠の命が、復活の中で解き放され、表現されなければなりません。それは、一粒の麦の命の要素が、その殻が破られることによって解き放され、その開花によって表現されるのと同じです。これが、御子において父なる神の栄光を現すことです。
<抜粋>パンと魚