へブル1:4-6, 5節のノート1, 6節のノート1
「彼は御使いたちにはるかにまさるものとなって、彼らよりもすぐれた特別な名を受け継がれました。神は御使いのだれに対して、『あなたはわたしの子である。今日わたしはあなたを生んだ』と言われ、さらにまた、『わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる』と言われたでしょうか？ そして神は、長子を再び世界にもたらす時、『神のすべての御使いは、彼を礼拝しなさい』と言われます」。
「今日」とは、復活の日を言います（使徒十三・三三）。ヘブル人への手紙第一章は、永遠の過去から永遠の未来にわたるキリストの説明を、わたしたちに与えています。彼は永遠の過去、神でした（ヘブル一・八）。彼は地と天の創造者でした（十、二節）。彼は万物を維持している方、万物を担っている方です（三節）。彼は万物の相続者です（二節）。彼は受肉し、十字架につけられることによって、贖いを達成されました（三節）。彼は復活の中で神の子として生まれ、神の多くの子たちに命を分け与えられました（五節）。彼は再び来られる神の長子です（六節）。彼は王国で杖をもって御座にいます王となられます（八―九節）。彼は永遠の将来にわたって、いつまでも存続されるでしょう（十一―十二節）。
彼は最初の到来において、神のひとり子でした（ヨハネ一・十四）。復活の手順を通して、ひとり子は多くの兄弟たちの間で長子となられました（ローマ八・二九）。ですから、彼は再来の時、長子です。
＜抜粋＞パンと魚
