Ⅰペテロ2:4-5, 4節のノート2
「人には捨てられたが、神には選ばれた尊い生ける石である主に来て、あなたがた自身も生ける石として、霊の家に建造されていきながら、聖なる祭司の体系となって、イエス・キリストを通して、神に受け入れられる霊のいけにえをささげなさい」。
「生ける石」は命を持っているだけでなく、命において成長する石です。これは、神の建物のためのキリストです。ここでペテロは、植物の命である種から(Ⅰペテロ一・二三―二四)鉱物の石に、比喩を変えました。種は命を植えるためであり、石は建物のためです(二・五)。ペテロの思想は、命を植えることから神の建物へと進みました。わたしたちの命として、キリストは種です。神の建物のためには、彼は石です。彼を命の種として受け入れた後、わたしたちは成長する必要があります。それは、彼をわたしたちの中に生きておられる石として、経験するためです。こうして彼は、わたしたちをも、彼の石の性質で造り変えられた生ける石としてくださいます。それは、土台また隅の石である彼(イザヤ二八・十六)の上に、わたしたちが他の人々と共に、霊の家に建造されるためです。
<抜粋>パンと魚