Ⅰテモテ2:4, 4節のノート2
「神はすべての人が救われて、真理の全き知識へ至ることを願っておられます」。
神は、救われたすべての人が、真理の全き知識を持つことを願っておられます。真理とは実際を意味し、神の御言の中に啓示された実際のものすべてを言います。それはおもに、神の具体化としてのキリストと、キリストのからだとしての召会です。すべて救われた人は、これらの事柄について、全き知識、完全な認識を持つべきです。
テモテへの二通の手紙の目的は、召会の衰退を取り扱うことです。第一の手紙では、異なる教え(一・三)を通して衰退が巧妙に持ち込まれ、第二の手紙では、それが公然と押し進められ、異端を通してさらに悪化しました(二・十六―十八)。そのような衰退を対処するためには、真理が維持されなければなりません。第一の手紙では、神はすべての救われた者が真理の全き知識を持つことを望んでおられること、召会は真理の柱、基礎であること(三・十五)が強調されています。第二の手紙では、真理の言葉が正しく開かれるべきであること(二・十五)、そらされた者が真理に立ち返るべきであること(二五節)が強調されています。
<抜粋>パンと魚