ユダ20-21節、20節のノート2, 21節のノート1

「しかし、愛する者たちよ、あなたがたは最も聖い信仰の上に自らを建て上げ、聖霊の中で祈りなさい。自分自身を神の愛の中に保ち、永遠の命へと至らせるわたしたちの主イエス・キリストのあわれみを待ち望みなさい」。

「最も聖い信仰」とは、客観的な信仰で、わたしたちが信じるキリストにある救いの新約の尊い事柄を指しています。この聖い信仰の土台の上に、またその領域の中で、聖霊の中で祈ることを通して、わたしたちは自らを建て上げます。わたしたちが把握している信仰の真理と、わたしたちの祈りを通して享受する聖霊は、わたしたちが建て上げられるために必要です。その信仰とその霊はいずれも聖いのです。
わたしたちは聖い信仰の上に自らを建て上げ、また聖霊の中で祈ることによって（ユダ二〇節）、自分自身を神の愛の中に保つべきです。こうしてわたしたちは、この時代に永遠の命を享受するだけでなく、それを永遠にわたって相続するようにと（マタイ十九・二九）、わたしたちの主のあわれみを待ち望み、期待します。

＜抜粋＞パンと魚