エペソ3:9-10, 9節のノート2, 1:10節のノート1, 3:10節のノート3
「それはまた、万物を創造された神の中に、各時代にわたって隠されてきた奥義のエコノミー[経綸]が何であるかを、すべての人に明らかにして、彼らが見えるようになるためです。それは今、天上にある支配たちや権威たちに、神の多種多様な知恵を、召会を通して知らせるためであり」。
神の奥義は、彼の隠された目的、すなわち、彼の選ばれた民の中へと、ご自身を分与することです。ですから、神の奥義のエコノミーがあります。この奥義は神の中に、各時代にわたって隠されてきましたが、今や、新約の信者たちは、それが明らかにされたので、それを見ることができます。
「エコノミー」は、神が彼の願いにしたがってご自身の中で計画し、企てられたものであり、時代の満了時に、キリストの中で万物をかしらにつり上げることです。これは、三一の神のあふれる命の供給を命の要素として、召会のすべての肢体へと分与することを通して、成就されます。こうしてすべての肢体は、死の状態から引き上げられて、からだに達するのです。
召会は、キリストの計り知れない豊富から生み出されます。神の選びの民が、キリストの豊富にあずかり、享受する時、彼らはこの豊富で構成されて、召会となります。神の多種多様な知恵は、召会を通して、天上にある天使的支配たちや権威たちに知らされます。ですから召会は、キリストであることのすべてを見せる、神の知恵ある展覧です。
<抜粋>パンと魚