マタイ8:2-3, 2節のノート, 2, 3節のノート1
「すると見よ、一人のらい病の人が近づき、彼を礼拝して言った、『主よ、あなたが良しとされるなら、わたしを清めることができます』。イエスは手を伸ばし、彼に触れて言われた、『わたしは良しとする。清くなりなさい!』。すると、たちどころに、彼のらい病は清められた」。
王なる救い主に救われて王国の民となった人々の第一の部類は、らい病の人で代表されています。聖書のさまざまな例によれば、らい病は反逆と不従順から来ます。堕落した人はみな、その反逆のために神の目にらい病となったのです。今や王なる救い主が来て、人々を反逆から救い、らい病から清められます。それは、彼らが王国の民となるためです。
らい病の人は新しい王を礼拝し、彼を「主」と呼びました。らい病の人は、彼が主なる神であることを認識したのです。実際において、新しい王はエホバ救い主、イエスです。律法によれば、らい病の人はその汚れのために、人々から隔離されているべきです。だれも彼に触れることはできませんでした(レビ十三・四五―四六)。しかし新しい王は、一人の人として、また王なる救い主として、このらい病の人に触れられました。何というあわれみと同情でしょう! 彼がほんの少し触れただけで、直ちにらい病は清められました。何というすばらしい清めでしょう!
<抜粋>パンと魚