ピリピ4:5-7, 5節のノート2, 3, 6節のノート1, 7節のノート1
「あなたがたの謙虚温柔さを、すべての人に知らせなさい。主は近いのです。何事にも思い煩うことなく、あらゆることにおいて、感謝をささげることを伴う祈りと願い求めによって、あなたがたの要望を神に知らせなさい。そうすれば、人知をはるかに超えた神の平安が、あなたがたの心と思考を、キリスト・イエスの中で護衛してくださいます」。
「謙虚温柔さ」とは、理にかなったこと、思いやり、人を取り扱うことでの顧みであり、法的な権利の要求において厳格ではないことです。それは、自己の野心や虚栄(ピリピ二・三)、つぶやきや議論(十四節)と対照的です。それは、信者たちから生かし出された卓越した美徳としての、キリストご自身です。
主は空間と時間において近いのです。空間的には、主はわたしたちに近く、すぐにも助けてくださいます。時間的には、主は近く、間もなく来られます。
思い煩いはサタンから来ますが、それは人の生活の総合計であって、信者がキリストを生きる生活を妨げます。謙虚温柔さは神から来ますが、それはキリストを生きる生活の総合計です。これらは相反します。
祈りの中で神と交わりを実行した結果は、神の平安を享受することです。神の平安は実際上、平安としての神であり、わたしたちが祈りによって彼と交わることを通して、悩みの均衡を取る重り、思い煩いの解毒剤として、わたしたちの中へと注入されます。
<抜粋>パンと魚