ピリピ2:7-9, 8節のノート3, 4, 9節のノート1
「かえってご自身をむなしくし、奴隷の形を取り、人の姿になられて、人としての有り様で見いだされ、ご自身を低くして、死にまでも、しかも十字架の死に至るまでも従順になられました。それゆえに、神もまた、彼を高く引き上げ、そして、あらゆる名にまさる名を彼に与えられました」。
「ご自身を低く」するとは、「ご自身をむなしく」することのさらに進んだものです。キリストがご自身を低くしたことは、ご自身をむなしくされたことを明らかに示しています。
十字架の死は、キリストの辱めの絶頂です。ユダヤ人にとって、それはのろいでした(申二一・二二―二三)。異邦人にとっては、犯罪者と奴隷に対して課せられた死刑宣告でした(マタイ二七・十六―十七、二〇―二三)。ですから、それは恥ずべき事でした(ヘブル十二・二)。
主の辱めには、七段階あります:(一)ご自身をむなしくする、(二)奴隷の形を取る、(三)人の姿になる、(四)ご自身を低くする、(五)従順になる、(六)死に至るまで従順である、(七)十字架の死に至るまで従順である。
主はご自身を極限まで低くされました。しかし神は彼を、最高峰まで引き上げられました。
<抜粋>パンと魚