この文章の主題は、勝利者となることの緊急の必要です。この感覚がどのようにわたしに来たのかをまず語らせてください。主がエレミヤ・哀歌の訓練を導いてくださって感謝します。兄弟たちの提案に従って、わたしはこの二つの書を一章一章と読みました。このように読むことによって、わたしに深い印象が残りました。わたしはかつてこのように神の裁きの厳粛さと現実に圧倒され、驚かされたことはありません。リー兄弟と兄弟たちがこの書から積極的な結晶を示したことに感謝します。わたしは、これらの積極的な言葉にある消極的な背景に驚きました。わたしたちが信じている神がこれほどまでに厳格で妥協しない方であるということを思ったことも経験したこともありません。神がイスラエルを裁くことをエレミヤに告げているとき、彼は一般的に述べることにとどまらず、さらに彼の民（異なる層における女、子供を含む）をどのようにして扱うかに関して、また裁きの詳細に関して細かく語りました。これはたとえや詩的な言葉だけでなく、エレミヤの口を通して神が語られたことであり、一文字一文字が実際に成就されます。わたしがこのことを意識したとき、恐ろしくなりました。
これらの言葉は、二千六百年前にイスラエル人に対して語られた確かな言葉であり、すべて彼らに成就されました。これは、神の裁きが真実であることを見せています。歴史において、これらの言葉はすべて成就されました。聖書の他の言葉と同じように、これらは歴史において、成就されるだけでなく、すべてに時代に対する神の言葉として見るべきです。今日わたしたちが語り、経験している神は、同様に余すところなく彼の民を裁かれる神です。わたしは、このことがわたしたちの世代に何の影響があるのかを自分に問いました。世界情勢、特にアメリカの情勢を見たとき、神の裁きを連想します。世界は疫病に対する無力と人類のかつてない恐れに直面していますが、科学と天然的な理由以外に、この疫病の背後に神がこの世を裁いておられることをわたしは自然に感じます。当然この世の人はこの事を認めません。もし、だれかが立ち上がって、「これは神の裁きである！」と言うなら、彼はエレミヤのようにさげすまれ、迫害を受けるでしょう。キリスト教の福音派の人たちにとって、彼らは慈愛と赦しの神しか知りません。エレミヤ書で現れた神は、彼らの観念にある神とは相容れません。
しかし、問題はここととどまりません。これらの言葉を自分と主の回復に適用したなら、結果はどのようになったのでしょうか？ イスラエル人は忠信でなかったので、神は彼らを見捨てられました。ニー兄弟とリー兄弟は何度も言いましたが、わたしたちが忠信でないなら、神はわたしたちを見捨て、別の群れを探すことができます。歴史においても、このような状況が続けて起きたことを証明しました。神が一群れの人たちを用いられましたが、彼らが失敗したとき、彼はまた別の一群れの人たちを用いられました。わたしたちは多くの人の肩に立っていると言いました。しかし、わたしたちは他の人たちの肩とならない保証はありません。現在、主の回復の中で多くの人たちは、神がわたしたちを放棄して別の団体を探すということを想像することができません。しかし、イスラエル人もこのようではなかったのでしょうか？ 彼らは、神が彼らの側に立っておられると確信していました。彼らにおいて多くの事を起こった神が、どうして彼らを放棄することができるのでしょうか？ 彼らには正しい立場がなかったのでしょうか？ 彼らは神によって特別に召し出されたのではなかったのでしょうか？ 彼らの間に主の言葉がなかったのでしょうか？ 神が彼らを放棄することを彼らは想像することができたでしょうか？
わたしは自分を慰めて言います、「エレミヤが経験したのは旧約の神であり、わたしたちの神は「父」です。このような裁きはわたしたちのためではありません」。わたしがこのことを思ったとき、直ちにこの聖書が思い浮かびました、「そして、人を偏り見ることなく、それぞれの行ないに応じて裁く方を、あなたがたは御父と呼ぶのであるなら、あなたがたの寄留の時を、畏れのうちに過ごしなさい」（Ⅰペテロ1:17）。この節のフットノートはさらに厳粛です。「父」に関する別の節はヘブル12:5-11に書かれていますが、そこでは父なる神がわたしたちを「取り扱う」と語っています。エレミヤ10:24を読むとき、エレミヤは、「あなたの基準によって、わたしを懲らしめてください」と神に求めたとあります。このことは、二つの事柄を意味します。1)エレミヤは賢く、懲らしめを免れることを求めないで、「あなたの怒りによらず、あなたの基準によって、わたしを懲らしめる」ことを求めました。2)わたしたちは「適度な取り扱いによって、懲らしめられる」か、「怒りによって懲らしめられる」かです。啓示録の第七の封印のとき、この世は「怒りによって懲らしめられる」ことを経験します。しかし、その前には第二、三章の「適度な取り扱いによる懲らしめ」があります。
わたしはまた自分に弁明して言いました。エレミヤは旧約にいて、わたしは新約にします。しかし、「新約」の三つの祝福を考えるとき、罪が赦される事だけが無条件です。新約の約束の法則は、ローマ第8章の命の霊の法則です。しかし、8:4の命の霊の法則の目的は、「それは律法の義の要求が、肉にしたがってではなく、霊にしたがって歩くわたしたちにおいて、満たされるためです」。言い換えれば、命の霊の法則でさえ、条件付きです。
最近わたしはリー兄弟のビデオを見ました。彼は堕落したキリスト教について語っていました。彼は何度も言いましたが、彼が堕落したキリスト教について語っているとき、それはわたしたちを含んでいるということです。この意味は、わたしたちも堕落したキリスト教の一部であるということです。わたしは、神がわたしたちを捨てるという考えから逃れようとしますが、エレミヤ書を読んだとき、この質問が常にやってきます、「イスラエル人に起こったことはわたしたちにも起こるのでしょうか？」。
わたしは裁きの事柄について考慮しているので、ペテロの第一の手紙を再び読みました。この書簡の主題は「神の統治の下にあるクリスチャン生活」です。わたしが細かくその書簡を読んでいるとき、ペテロは「畏れる」生活態度の中にいるように信者に勧めています。過去において、わたしには多くの「畏れる」感覚がなかったことを認めなければなりません。確かに外の厳しい環境から、わたしたちが神の行政の裁きの下に生きているということをわたしたちは見ます。しかし、第4章を読むとき、裁きは「神の家から始まる」（4:17）と告げています。過去において、わたしはこの聖書にあまり注意を払いませんでした。しかし、今回この言葉はわたしに深い印象を与えました。神が環境に対してどんな判断を下すのかとわたしが考えているとき、主の言葉はこう言いました、「この判断は神の家から始まる！」。過去の訓練において、エジプトとバビロンに対する裁きのメッセージがありました。しかしながら、その書簡全体を詳しく読むとき、わたしが得た印象は、その多くはこの世の裁きに対して語っていたのではなく、神の民に対する裁きの事柄を語っていたということです。わたしはこの世の他の人より早く裁きの神に直面します。
啓示録はこの世に対する裁きを確かに述べています。その前に、まず七つの召会に対する主の裁きがあります。彼らは金の燭台であり、現地の真の召会ですが、彼らは一つ一つ裁かれました。彼らが神の裁きを経過しなければ、神は彼らを拒み、捨てられるということははっきりしています。啓示録ははっきりと説明していますが、確かに裁きは神の家から始まります。
今わたしは何をすればよいのでしょうか？ わたしは主が勝利者に対する言葉を思い起こしました。啓示録における神の唯一の救いの方法は、勝利者になることです。もし、わたしが勝利者にならないなら、わたしは神の裁きに陥るでしょう。このことを考慮したとき、勝利者になることは、わたしに対してもはや選択の問題ではなくなりました。わたしは勝利者とならなければなりません。そうでなければ、わたしは神の裁きの下に陥ってしまいます。この時代において勝利者であるかどうかは、わたしにとって、とても緊迫した事柄です。わたしは勝利者とならなければなりません。そうでなければ、結果がどうなるかは想像できません。
このことを考慮したとき、リー兄弟が「バイタルグループの緊急な必要」の本の「緊急な必要」という言葉を感じ始めました。「緊急」の意味は、一人の人がずっと病にかかっているのを知らず、ある日状態が悪くなり、「緊急」に診察を求めることのようです。リー兄弟にとって、事態が緊急であるのは、主の回復が裁きの下にいる可能性があり、主がわたしたちを見捨てて別の一群れの人たちに転換するということを意味します。兄弟は、全召会が転換する必要はないと感じており、ただ啓示録の原則に従う必要があると感じています。それは、勝利者になりたいと願う人たちが転換するということです。神が主の回復から離れ、主の回復を見捨てることから逃れる唯一の道は、回復の中で勝利者となることです。彼は三つの敵を示しました。この敵は個人の敵だけではなく、団体の敵でもあります。この三つの敵は、死、なまぬるさ、実を結ばないことです。言い換えれば、この三つの事柄は主の回復を失敗させ、神に回復を放棄させます。「死」はサルデスの状況であり、「なまぬるさ」はラオデキアの状況であり、「実を結ばないこと」はヨハネ第15章の状況に生きていないことです。わたしたちは、七つの召会に対する主の言葉は、歴史における七つの人たちに対するものであると潜在的に思っていました。サルデスに対する言葉は、堕落したプロテスタント、ラオデキアに対する言葉は堕落したブラザレンです。しかし、主が語られたこれらの言葉は、「耳のある者は、その霊が諸召会に言われることを聞くがよい」です。それはまた、すべての人に対して語った言葉です。この七つの召会は七つの時代を代表するだけでなく、信者の七種類の状況を代表します。昨日わたしたちはヒラデルヒヤであったかもしれませんが、今日はサルデスになり、明日はラオデキアになるかもしれません。
サルデスに対する主の叱責は、「あなたのわざのどれも、わたしの神の御前で完成されているのを見ていないからである」（啓3:4）。何でも始まりがあって終わりがなく、やると言ってやらない、途中で放棄する、ということです。これらの行ないは、「あなたは生きているというのは名だけで、実は死んでいる」。「だから、あなたがどのように受け、聞いたかを思い出し、それを守り、悔い改めなさい。もしあなたが目を覚まさないなら、わたしは盗人のように来る．いつの時、わたしがあなたに臨むか、あなたは決してわからないであろう」。このような状況で裁きから逃れるために、「白い衣を着て」、主と「共に歩く」必要があります。ラオデキアの問題は「わざ（行ない）」において「冷たくもなく熱くもない」ことであり、何でも知っているが、何も行なわず、行動がなく、富んでいると思っているが、実は貧しいのです。このような状況で勝利者となりたいなら、「しかられ」、「熱心」になり、「悔い改め」る必要があります。そして戸を開いて主と共に食事する必要があります。ヨハネによる福音書第15章に関して、実を結ばないことの裁きは、「投げ捨てられて枯れてしまう」ことです。また、「火の中に投げ込むので、それは焼かれ」ます。この裁きから逃れるために、「主の中に住み」、「多く実を結ぶ」必要があります。
バイタルな人となる定義は、生き生きして行動を持つLiving and Activeことです。前者は内側で、後者は外側です。前者はサルデスの救いであり、後者はラオデキアの救いです。
エレミヤ書は神の民の二つの罪を言及しています。すなわち、命の源である生ける神から離れ、自分のために、水をためることがない水ためを掘った。彼らは主の御名、エルサレムを立場として持って、すべての適切な集会と奉仕の形式を持ち、また主の言葉を真理として持って、さらに、時代の務めさえ持っているかもしれませんが、彼らは活ける神との生ける関係を持たず、生ける水の源泉から飲んでいませんでした。勝利者となるため、バイタルな人になる必要があり、バイタルな人の主要な事は日々生ける神と接触し、彼を生ける水の源泉として吸収することです。これによってのみ、わたしたちは神の裁きから免れることができます。イザヤは、わたしたちは神の裁きの路で神を待ち望むと語っています。神を待ち望む道は「わたしの魂は、夜あなたを慕います。まことに、わたしの内なる霊は、夜明けにあなたを求めます。あなたの裁きが地にあるとき、世の住民は義を学ぶからです」（イザヤ26:9）。そして、「さあ、わが民よ、あなたの部屋に入り、あなたの後ろの戸を閉じよ。憤りが過ぎるまで、しばらくの間、隠れよ」（イザヤ26：20）と言っています。バイタルな人になるため、わたしたちは神を慕い、神を求め、そして、戸に入り、すなわち、霊に入る必要があります。これらはわたしたちが毎朝すべきことです。
エレミヤ書に多くの偶像礼拝に対する叱責の言葉があります。偶像礼拝が自分のために、水をためることがない水ためを掘ることです。偶像礼拝はわたしたちにとって、その意味は異なる崇拝の宗教の対象を建てることではありません。偶像礼拝の真の意義は、自分のために、水をためることがない水ためを掘ることです。実際、偶像礼拝はすべて生ける神に置き換わる事物であるべきです。神がわたしたちの生ける水の源泉でなくさせるいかなる物や人、また神に置き換わるいかなる人、事、物は神の目には偶像礼拝のように邪悪であるに違いありません。いわゆる霊的な事物、原則、伝統、教えでさえ、わたしたちの偶像に、水をためることがない水ためになる可能性があります。バイタルな人になるために、何よりも重要なのは生ける神に立ち返って、彼と有機的な関係を持つことです。これはわたしたちを裁きから免れさせる唯一な道であり、またわたしたちを神が彼の回復から顔をよそへ向ける運命から免れさせる唯一の道でもあります。
今日わたしたちが語っている健康新生活は実は、バイタルな人の生活です。すなわち、勝利者となることです。このような生活のみがわたしたちを裁きから逃れさせます。どのような生活が健康であると言えるでしょうか。体の健康だけのことでしょうか。今日、世間にも精神健康指数の言い方があります。しかし、人には霊、魂、体の区別があります。体の健康のほか、心理の健康、また霊的健康もあります。わたしたちが語っている健康生活は三者すべて健康な生活です。このような健康な生活があってはじめて、健康な家庭があり、また、健康な家庭があるからこそ、健康な社会があります。今日わたしたちが健康新生活を実行するには、以下四つの点が必要です：
第一、 この生活は「全面的」です。すべての家、すべての信者、すべての信者と神との関係、すべての信者の相互の関係が健康になることです。
第二、 この生活は「実行」すべきことです。これを承認して支持するだけでなく、さらに自分自身が実行する必要があります。これは感動して、うなずく事柄だけでなく、さらに実行し、訓練する事柄です。みな飲食と健康に注意払うべきであると同意するのは一つの事であり、自分自身がそれを実行するのはまた別の事です。健康生活は語ってできることではなく、生かし出すことです。
第三、 大きな集会のスローガンだけでなく、すべての信者とすべてのバイタルグループの生活に「落とし込む」必要があります。他の人に行なわせるだけでなく、むしろ、自分自身が率先して行なう必要があります。この健康生活を作り出すため、証しがあるから続きの文章があります。そうでないと、紙上に兵を談ず、あるいは絵に描いた餅に過ぎません。
第四、 この生活は「推し進める」必要があります。わたしたちはみなこの重要な委託を受けた人ですので、自分が実行するだけでなく、他の人が実行するのを助ける必要があります。自分が益を得るだけでなく、さらに、他の人に益を得させる必要があります。近い兄弟姉妹に益を得させるだけでなく、他の兄弟姉妹と未信者にも益を得させる必要があります。
今日、国は全面小康社会を建てることを推し進めています。それは少人数の人が富むようになるだけでなく、全体が物質において裕福になることです。わたしたちは絶対的に支配者の政策を支持し、協力して行動します。今日、わたしたちが推し進めているのは、全面的健康社会を建て上げることです。人は物質的な健康を必要とするだけでなく、さらに精神的な健康、霊的な健康、家庭の健康、召会の健康、社会の健康、国家の健康を必要とし、みなが健康な人とならなければなりません。人の前においてだけでなく、神の御前において健康でなければなりません。そのために、わたしたちそれぞれが、健康新生活を全面的に、実行し、落とし込み、推進して、バイタルグループを訓練し、王国の福音を宣べ伝える必要があります。
わたしは最近ラジオから「脱貧攻堅」を聞きました(貧しさを脱し、堅い壁を破るというような意味)。初めてこの四つの文字を聞いた時、「拓平空间」だと思い込みました。その後、検索してみたら、これは偉大な項目だと分かりました。それはわたしたち中国人、すべてのグループや団体が貧困から抜け出し、富裕層と貧困層の間の激しい格差から脱却します。特にポツンと山奥にいるいくつかの集落がそれを必要としています。みなが富んでいるのに、彼らは生活指数は貧困指数以下です。さて、わたしたちの周りに多くの人、多くのグループ、多くの兄弟姉妹、多くの福音の友人、隣人親戚がいます。彼らは物質的に貧しいではなく、むしろ、精神的に貧しく、霊的にも貧しく、心も貧しいのです。主の愛、主の温かさ、主の恵み、主の救いだけが彼らをこの貧困の状態から救い出すことができます。未信者が貧困を脱出する必要があるだけでなく、信者も貧困を脱出する必要があります。
政府の貧困を脱する働きの大きな一つは、道路を建設し、閉鎖的なコミュニティにまで至ることです。今日、人の心が貧しい大きな理由の一つは、自分を孤立させているからです。彼らが必要とするのは、誰かが彼らを繋げることです。彼らが山奥に住んでいても、その所に開展して行きます。人がいる所に、福音も行きます。彼がわたしの所に来るのではなく、わたしが彼の所に行くのです。イザヤ書第40章には福音の前進のため、「すべての谷が高くされ、すべての山と丘は低くされ、曲がった所は真っすぐになり、険しい所は広々とした平地となる」とあります。（イザヤ40:4）この面から見ると、人を貧困から導き出すため、確かに「拓平空間」が必要です。今日、わたしたちがここで行なっていること、交わっていることは、兄弟姉妹が霊的な貧しさを脱して、健康新生活に入るのを助けることです。したがって、わたしたちは堅い壁を破る必要があります。ある人の貧しい状況はあまりにも長く続き、堅くなりました。すべての人が貧しさを脱して、豊かな生活に入る益を得させるため、わたしたちは主の愛と主の顧み、主の成就、主の命を持って、これら堅い障害物を破る必要があります。これは今日のバイタルな人、また今日の勝利者です。
この終極の責任を受けましょう。わたしたちには神の終極の行動があり、主の終極の回復もあり、さらに、世界の終極の情勢もあります。今日、わたしたちは自分の終極の責任を取り上げる必要があります。また、勝利者となり、貧困を脱するように自分と他の人を導き、豊かさに入り、健康な人となり、健康な生活をし、人と健康な関係を持ち、至る所で健康社会を建て上げる必要があります。
