Ⅰコリント14:1, 3-4, 1節のノート1, 3, 2節のノート1
「愛を追い求めなさい。また霊の賜物を、特にあなたがたが預言することを、熱心に願い求めなさい……ところが預言する者は、建造と励ましと慰めを、人に語るのです。異言で語る者は自分自身を建造しますが、預言する者は召会を建造します」。
「愛を追い求めなさい」とは、命が成長し、命において賜物が発展するのを求めることです。ですからそれは、最も有益な賜物である預言の賜物を熱心に願い求めることと、符合していなければなりません。
「預言する」とは、主のために語り、主を語り出す、すなわちキリストを人に供給することです。これは召会の集会における主要な要素です。預言することは、神の命がその内容を満たす必要があります。愛は、神の命を経験し、神の命を召会建造のために、預言の賜物の内容とならせる最も卓越した道です。ですから、わたしたちは愛を追い求め、このさらに大いなる賜物を、熱心に願い求めなければなりません。
コリント人への第一の手紙第十四章二節から六節の使徒の言葉は、異言で語ることが、預言することの重要さには遠く及ばないという、明確ではっきりとした見解を与えます。使徒は、異言の賜物を強く軽視し、預言の賜物を高く上げました。なぜなら、彼のおもな関心は召会であって、個人の信者ではなかったからです。異言で語ることは、たとえそれが本物で正当なものであったとしても、語る者自身を成就するだけです。ところが、預言することは召会を建造します。啓示の中で預言することや、はっきりした、理解できる言葉で、知識の中で教えることは、わからない言葉で異言を語るよりも、召会にとってさらに有益です。
<抜粋>パンと魚